←前のページへ次のページへ→
JR外房線について

社会交通工学科 1年 石垣 昌樹

1.はじめに

 外房線は、千葉県千葉市中央区の千葉駅から房総半島の太平洋側を経由し千葉県鴨川市の安房鴨川駅に至る東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(幹線)である。蘇我駅で内房線が分岐し、安房鴨川駅で再び内房線と接続する。


2.使用車両

普通
┣113系
┣211系
┣201系(京葉線直通)
┣205系(京葉線直通)
┣255系(一部の特急わかしおで勝浦〜安房鴨川間)
┗E257系500番台(一部の特急わかしおで勝浦〜安房鴨川駅間)

快速
┣E217系(総武快速線・横須賀線直通)
┣201系(京葉線直通)
┗205系(京葉線直通)

特急
┣255系(特急わかしお)
┗E257系500番台(特急わかしお・新宿わかしお)



113系について

 113系電車とは、1963年に日本国有鉄道(国鉄)が開発した直流近郊形電車。かつて東海道線や横須賀線などの路線で活躍してきた。長い間、製造された車両のため,地下線への乗り入れ対策がなされた車両や寒冷地でも使える車両など,様々なタイプの車両がある。かつては古い初期車が中心だったが,東海道線から転属してきた後期車や宇都宮・高崎線から転属してきた211系によって,初期車のほとんどが姿を消した。幕張車両センターに所属している車両は4両編成と6両編成があり,4両編成を2本連結した8両編成や,4両編成と6両編成を組み合わせた10両編成で走ることもある。


113系電車

113系電車




211系について

 211系電車は、1985年(昭和60年)に登場した直流近郊形電車。当初は日本国有鉄道(国鉄)が、国鉄分割民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本)により設計・製造された。113系の6両編成の運用を2グループに分離、その1グループを211系に置換えて運用している。2007年3月18日のダイヤ改正で10両編成(5両+5両)での運用も開始された。 総武本線・成田線では113系6両編成の運用を全て211系へ置き換えたため運用が多いが、内房線・外房線・東金線での運用は少ない。



201系について

 201系電車は、1979年(昭和54年)に登場した日本国有鉄道(国鉄)の直流通勤形電車。車体塗装色はスカイブルー。



205系について

 205系電車は、1985年(昭和60年)に登場した直流通勤形電車。当初は日本国有鉄道(国鉄)により、また国鉄分割民営化後は東日本旅客鉄道(JR東日本)と西日本旅客鉄道(JR西日本)により設計・製造された。10両編成であり、同線は従来201系でラインカラーがスカイブルーだったが、東京全通時の本系列投入に合わせて同系列の帯色であるワインレッドに変更された。



E217系について

 E217系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流近郊形電車である。横須賀線と総武快速線で運用されていた113系の置き換えを目的として1994年(平成6年)に登場し、同年12月3日より営業運転を開始した。JR東日本が「新系列車両」として開発した209系と同じ設計思想に基づいている。首都圏の通勤輸送に対応するため、近郊形電車としては初の4扉車両となり、2階建てのグリーン車も登場した。運用区間は横須賀線・総武快速線を中心とするが、総武本線千葉〜成東間、成田線佐倉〜成田空港・香取間、鹿島線香取〜鹿島神宮間、内房線蘇我〜君津間、外房線千葉〜上総一ノ宮間(1998年頃までは勝浦駅まで乗り入れていたが、2004年10月のダイヤ改正で大原駅、さらに上総一ノ宮駅までの運転に短縮し、現在は大原、勝浦方面の快速は京葉線が担当)。


E217系電車

E217系電車



255系について

 255系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流特急形車両。「Boso View Express」の愛称がある。1993年(平成5年)7月2日に営業運転を開始した。千葉県房総半島を走行することから「房総特急」と総称される内房線・外房線特急列車「さざなみ」・「わかしお」には、旧・日本国有鉄道時代に製造された183系が使用されていたが、老朽化が進んでいたことからその置き換えを目的に東急車輛製造、近畿車輛で製造された(「さざなみ」は、東日本旅客鉄道が東京駅〜君津駅・館山駅間を京葉線・内房線経由で運行し、「わかしお」は、東日本旅客鉄道が東京駅〜上総一ノ宮駅・勝浦駅・安房鴨川駅間を京葉線・外房線経由で運行する特別急行列車)。なお255系は定期列車が主に総武本線の「しおさい」に使用されており、「さざなみ」「わかしお」は一部である。



E257系_500番台について

 E257系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流特急形車両。 房総地区各線の特急列車に運用されていた183系・189系の老朽化による置き換えを目的として、2004年10月16日のダイヤ改正から営業運転を開始した。0番台と同様に日立製作所・近畿車輛・東急車輛製造の3社で製造された。2004年10月16日のダイヤ改正より内房線特急「さざなみ」と外房線特急「わかしお」に投入され、さらに翌2005年12月10日のダイヤ改正からは総武本線特急「しおさい」と成田・鹿島線特急「あやめ」にも投入され、房総地区で運用されていた183系・189系をすべて置き換えた。


E257系_500番台

E257系_500番台 特急わかしお




3.外房線駅一覧

千葉 - 本千葉 - 蘇我 - 鎌取 - 誉田 - 土気 - 大網- 永田 - 本納 - 新茂原 - 茂原 - 八積 - 上総一ノ宮 - 東浪見 - 太東 - 長者町 - 三門 - 大原 - 浪花 - 御宿 - 勝浦 - 鵜原 - 上総興津 - 行川アイランド - 安房小湊 - 安房天津 - 安房鴨川

※ 外房線の2007年度の平均乗車人員
1位 千葉駅 106,901人/日
(JR東日本内では29位、千葉県内では4位)

  2位 蘇我駅 30,897人/日
(千葉市内では第4位)

3位 鎌取駅 18,162人/日

4位 土気駅 13,788人/日
(「ひぐらしのなく頃に」のロケ地として採用された駅)



おわり


 
- 10 -
次のページへ→